名作の名セリフ④
8 phrases映画のセリフの中には、スクリーンを飛び出して日常会話に溶け込んだものがあります。この8つがその証拠です。『ザ・エージェント(Jerry Maguire, 1996)』で、キューバ・グッディング・Jr演じるアメフト選手ロッド・ティドウェルが、エージェントのジェリー(トム・クルーズ)に電話越しで叫ばせる「Show me the money.(金を見せろ)」は、今では支払いの証拠や本当の価値を求めるときに使われ、同じ作品でレネー・ゼルウィガー演じるドロシーが長い謝罪を遮って言う「You had me at hello.(最初のひと言で私は落ちていた)」は、一瞬で心を奪われたことを伝える温かい表現になりました。『ダーティハリー4(Sudden Impact, 1983)』でクリント・イーストウッド演じるダーティ・ハリーが武装した犯人に放つ「Go ahead, make my day.(やってみろ、望むところだ)」は「やれるものならやってみろ」という挑発として今も生き、『ゴッドファーザー PART II(The Godfather Part II, 1974)』でアル・パチーノ演じるマイケル・コルレオーネが説く「Keep your friends close, but your enemies closer.(友は近くに、敵はもっと近くに)」は、ライバルを間近で見張れという助言として引用され続けます。『プリティ・リーグ(A League of Their Own, 1992)』でトム・ハンクス演じる無骨な監督ジミー・ダガンが吠える「There's no crying in baseball.(野球に泣き言はなしだ)」は「弱音を吐くな」という冗談めかした言い回しになり、『カサブランカ(Casablanca, 1942)』でハンフリー・ボガート演じるリックがイングリッド・バーグマン演じるイルザに贈る「Here's looking at you, kid.(君の瞳に乾杯)」は、今も愛されるロマンチックな別れの言葉です。『ダークナイト(The Dark Knight, 2008)』でヒース・レジャー演じるジョーカーが放つ不気味な問い「Why so serious?(なぜそんなに真剣なんだ)」は「もっと肩の力を抜けよ」とネットで繰り返される決め台詞になり、『シックス・センス(The Sixth Sense, 1999)』でハーレイ・ジョエル・オスメント演じる少年コールがブルース・ウィリスにささやく「I see dead people.(死んだ人が見える)」は、他人が気づかないものに気づいたときに軽く使われる有名な一言になりました。それぞれの背景にある映画を知れば、英語が分かるだけでなく、いつどう使えばいいかまで身につきます。